正式なタイトルは、
「スタート!・ウォッシングとエアブラシホース破損」
という感じである。
現在のテーマは前回の話でも言ったとおり「作りかけをちゃんと完成させいよう」である。
まず手始めは、特に脈略は無いのだが、たまたま目についたという理由で、GM(グリーンマックスというメーカ。鉄道模型系。キットが元々メインだったメーカ)のビルを作り始めた。この件は、完成したら、しっかり掲載する。
10数年またはそれ以上放置された、作る掛けのものや、未着手を何とか完成するという長い企画なのだが、そんななかでも「つわもの」が出てきた。
発見したときは、うぎゃー!!だった。これはキュービクルという機器の模型なのだが、ウォッシングという技法の準備だけしたまま放置されていた模様だ。
ちなみにキュービクルとは、私もよく知らないのだが、まぁ送られてきた高電圧の電気を、普通に使用できる電圧に落とす装置らしい。違ったら申し訳ない。まぁ別にここは機器の解説サイトでは無いので、機器説明の多少の間違いは勘弁して欲しい。
これがそのパッケージと、完成品。左が組み立てて色を塗ったもの。右はこのあと語る、「ウォッシング」を施したもの。放置されずに、とりあえず完成させてもらえたヤツらである。
このキットでは、この他、継電箱と、ATS地上子も入っている。ATS地上子って何?と言われる方のために言えば、まぁ私も詳しくは無いが、列車の自動制御のために線路に設置されている機器だ。電車が規定速度をオーバしたり、停止しなくてはいけないのに行き過ぎようとしたら停止させたりするシステムで、電車の通過や速度オーバーを検知する機器である。駅とかで線路を見ると、枕木の上に設置されている。
じゃぁ継電箱って何?....長くなったので省略する。気になったらググって欲しいと思う。
(ATSとかATCの説明はググって読んだところで、かなり難しい感じだが)
そんなわけで、ビル建築中だったけど、これは酷いので、大して時間は掛からないので、割り込みで何とかする事にした。
ランナーから切り離す。
組み立てる(要・接着剤(セメント))
さて、このウォッシングの準備のために塗られた黒い部分は、エナメル塗料である。
エナメル塗料なので、エナメル溶剤を使って溶かすことになる。
確か、ウォッシング専用の溶剤入れがあったはず。
あった、経年により、揮発して、空っぽ(泣)
でもそこはご安心下さい。こういう基本的な資材がなくなる事を、とても恐れるわたしの事。大きなボトルも買ってあります。って、少し黄ばんでるし、揮発のせいか、ボトル歪んでる!!
気にせず補充。
ウォッシングには筆を使う。どんな筆が良かったんだったけか。
まぁ迷ったら、少年時代からお世話になっている、万年筆。(少年時代に買ったものでは流石にありません)
ウォッシングとは、塗装面に塗った、別な成分の塗料(この場合黒く塗ったとこ)と同じ成分の溶剤で擦って、溶かして(洗って)、なんとなく対象のモデルに使用感を与えるためのウェザリング(汚し塗装)の一つである。ベースの色は、ウォッシングに使った溶剤では溶けない成分の塗料である事は必須である。ちなみに、ベースの塗装はアクリル塗料を使っている。
薄々気がついていたが、普通簡単に溶けるのだが、あまり溶けない。
かなり頑張ったら少し溶け出した。
引き続き頑張って溶かす。
やっぱ万年筆は毛が柔らかすぎる。ここはグンゼ(最近はGSIクレオスと言う)のほんの少し高価な筆を使おう。
せっかくなので、この後の動画も少し載せておこう。溶かしている様子が分かるだろう。
出来た。後ろの方で、完成させたけど放置されていた、「先輩達」が見守っている。
ちなみに、なんでこんなに沢山の先輩がいるのかというと、ジオラマを販売していたときに、継電箱が必要で、先程の写真にあるパッケージを沢山買ったのだが、キュービクルの需要が少なく、結果余ったのが彼らである。いつかレイアウトを作りたいと思っているので、そのとき使おう。
完成なのだが、正面にある窓に塗装をした方が良いのでは無いかと思えた。塗装は面倒なのでガンダムマーカーでスミ入れしよう。
だが、これも経年により、インクが乾いている。仕方ないので、マッキーを使う。
先輩達もマッキーでスミ入れ。
ウォッシングされていない先輩は、ウォッシングをするので、スミは入れないでおこう。
とりあえず、先輩達が発見された、キュービクル入れ(?)にしまっておこう。
ウォッシングの件は、以上だが、もう少し進めよう。
キュービクルと一緒に発見された、東京都清掃局?のゴミ収集車とバキュームカー。一応完成している模様。
これらはまた一から作ってみたいと思う。ゴミ収集車(パッカー車?)はもっとカラフルに塗るとか、ステッカーを自作して、現在の23区のデザインにしても楽しいかも知れない。
さらに近況。
ビルを作成するために、パシュー!!とエアーブラシで塗装していたときの事。なぜかコンプレッサ(空気を送り込む装置)の方向から、パシューという音が聞こえて来た。
なんと、コンプレッサとエアーブラシ、いや、コンプレッサとレギュレータ(空気圧を一定に保つ装置?)の間のホースが裂けて、空気が漏れていた。
これでは使い物にならないので、ビニールテーブでぐるぐる補強してみた。
だが、空気の圧力をナメてはいけない。ビニールテーブはまるで役に立たない感じだった。仕方ないので、何故かウチに沢山ある、テーピングのテーブでぐるぐるしてみたが、ダメだった。
とりあえず、ホースを買うまで、エアーブラシによる塗装は中止。
というか、本来私は今こんな事をしている場合では無いので、先にやることを片付けなくては。子供の「宿題を終わらせてから遊びなさい」状態である。
しかし、この企画の終了は遠い。ホント何年掛かるんだろう。
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