さて、今度は、少し大きいミニ・ジオラマを作る。
タイトルが、【ミニジオラマ 続・「秋の渓谷」を完成させる】
となっているが、前回のミニミニジオラマの話にも書いたが、
このようなものが出てきた。
正確には、ここまで作った状態で、私の部屋に10年近く放置されていた。これを完成させようという話である。だから、ブログ的にこの前段階の話は少なくてもココには無い。
ホント色々出てくる。私の部屋はタイムカプセルだらけかも知れない。
ところで、某大手100円ショップで、青のアクリル絵の具を入手した。
前回の話でも書いたが、ジオラマの側面とかは青で塗るというマイルールがあったのだが、青のジェッソが固まってしまって塗れなかった。そのようなわけで塗った。
茶色のままで良かった気もする。
まぁこのようにジオラマ作成に100円ショップは無くてはならないのである。(個人の意見です。)
さて、今回は、そんなわけで作りかけのジオラマを仕上げる。その工程を、しょうもないお喋りちっくなことを交えつつ書いていこう。
それで、このジオラマの完成形だが、大体覚えている。その上で、背面は少しでも削った方が良いと思った。折角ジェッソが塗ってあるのだが、カッターナイフで削った。
削っていて気がついたのだが、側面とか、このジオラマの全面に薄く紙粘土が塗り付けてあった。裏まで塗ってある。ここは理由が思い出せない。
別に土を表現するところ以外は、紙粘土を塗布しなくても大丈夫だと思う。削ったところをジェッソで塗り直す。
さらに、「川」の部分を濃緑色とダークグレーで塗る。
塗り終えた。
しっかし、なんだって、ここでやめてしまったのだろう。ココまでの工程の方が面倒だと思うのだが。まぁ多分私は作り始めが楽しいのだろう。やっている内に飽きるという困った人なのだ。まぁ、あと道具や資材が無くて停止することはよくある。
改心して、しっかり作り上げよう。
川の部分に、砂利を撒こうと思った。金魚とか熱帯魚の水槽に入れるやつとかが案外良いのだが、見当たらないので、TOMIXのバラストを撒いた。KATOのより少し目が荒い。
固着方法はバラストやターフと同じ。希薄したマッドメディウムを垂らす。
マッドメディウムが乾く前に、緑褐色のコースターフを撒く。
そしてこの岩だが。少しディティールアップしよう。
使うのは、フラットホワイト。2本発見されたが、2本ともなんとカラカラ。希薄してなんとか使えるレベルでは無い。
仕方ないので、白いジェッソを使う。
筆に白のジェッソをほんの少しつけて、少し置くか、ティッシュで軽く拭き取る。
半乾きになったら、岩の表面に軽くシャカシャカと塗りつける。所謂「ドライブラシ」という手法である。
なんとなく岩っぽくなった。
奥にある岩も同様。このように、岩の角を筆で撫でる感じで塗る。
この岩は、KATOが販売しているウッドランドシーニックス社製の、岩制作用モールドを使って作っている。材料は100均の紙粘土である。まぁそれはまた別な機会に。
さて、草を生やそう。線路の向こう側。コースターフ、枯れ葉、緑褐色、緑、明緑を適当に撒く。
やはり希薄したマッドメディウムをスポイトで垂らして固着。
壁面(背景?)の処理に入る。前回も言ったように、発泡スチロールにゴムボンドを使うと溶ける。ジェッソが塗ってあるから大丈夫だとは思うが、念の為発泡スチロール用ボンドを使おう。
全体に薄く塗り少し置く。少しってどれくらいかというと、まぁ私の場合は5分ぐらいかな。
使うのはクランプフォーリッジ(秋用?)あと緑褐色と明緑も。
これも使おう。「ファインリーフフォーリッジ」とても弱くて壊れやすいが、本物の木みたいに見えるところがナイスだったりする。
もともとこういうものだったか、経年劣化か、やはり壊れやすい。
まずは、緑系を一通り貼り付けた。このあと、秋用も貼り付けた。
秋用を貼り付けている写真を撮り忘れた。
貼る過程で出た、細かくなってしまったフォーリッジ。
ちなみに、料理番組のように少し飛んでしまったが、クランプフォーリッジこのように貼り付けた。
細かくなってしまった、フォーリッジは、散った葉のように、下に撒いた。
た・だ・ぁ~。よくよく考えたら、この背面のクランプフォーリッジの手法は、「遠景」に使う手法だ。例えば山のように、「遠くにあるという設定」のものには有効なのだが、こんな至近距離では、どうなんだろう?
まぁそんなに悪くは無い。無理やりだが、秋の嵯峨野観光鉄道っぽいといえば、言えなくも無い。
散った紅葉が足りないので、このようなものを出してきた。
赤い花のコースターフのようなもの。BUSCH製・舶来品である(笑)....って多用しているコースタープとかも外国製には違いないのだが。
これの赤い部分だけを拾って撒く。ターフと違って厚みがあるので、落ち葉というより、そういう色のものが生えているように見えなくも無いが、まぁこれは良しとしよう。
ここで一度、車両が紅葉のぶつからないかチェック。何故かオハ31。
ちなみに、この客車、KATOさんの初期の頃からある車両だ。当時値段は850円ぐらいだったと思ったが、10年ぐらい前に再生産されたとき、同じ値段だったから驚いた。いや多少の違いはあったかも。でも、値上げをしなかったところが素晴らしい。
写真だと接触しているように見えるけど、実際は大丈夫だった。
なるべく軌道から背景の紅葉を遠ざけたいから、最初に背面を削ったのだ。そんなには変わらないとは思うが。そんな事情だから、この背面のクランプフォーリッジは、なるべく薄く貼り付けてある。
さて、背面が出来たので、水辺の制作に掛かろう。
リキテックスという「アクリル艶出し剤?」を使う。小さいボトルだ。残り少ない。
川の部分になるべく平均的に塗る。
100円ショップといえば、最近レジンとか売っていて、手芸とかアクセサリを作る人がいると、昼の情報番組でやっていたが、それを使っても良いのかも知れない。使ったこと無いので、なんとも言えないが。
背面の、フォーリッジを貼り付けていない部分(山肌?)にも塗る。
リキテックスが乾くまで暇なので、線路のサビ塗装を削る。
前回も書いたが、紙やすりでこすればよい。
乾くと透明になる。案外薄いので、乾いたらまた塗る。穏やかな流れと水の透明感を出したいなら、数回繰り返すと良い。今回私は二回だけ。
穏やかな川でも良かったのだが、今回は渓流にしようと思った。
水しぶきを表現するために、リキテックスよりも粘性が強い、ジェルメディウムを使う。「ハイソリッド」は多分にさらに粘性が強く、エッジの利いた造形ができるのだと思う。いつ、何で買ったのか覚えていないのだが。それにしても色々なものが出てくる。
「ハイ・ソリッド」よりは、もう少し粘性が低いと思われる(普通の?)ジェルメディウム。中ぐらいのボトルだ。
しかし、使用頻度から考えて、リキテックス、ジェルメディウム、ジェルメディウム・ハイソリッドのボトルの大きさが逆な気がする。リキテックスが一番使うのに。
乾いたリキテックスの上に、ジェルメディウムを軽く一通り塗る。これは筆でも、棒状のものでも良いと思う。そしてその上からさらにハイソリッドを、やはり棒状のもので、塗っていく。私はやはり調色スティックを使っている。水しぶきを表現するので、そんな感じ(?)で、塗っていく。実際はジェルメディウムを2種類も使う必要は無い。この場合、たまたま有ったから使っただけだ。
後ろの山肌の部分も塗る。
ジェルメディウムも乾くと透明になる。
まぁそれらしく見えるのかな?
でも、透明だとしぶきっぽく無いので、
つやありの白用意!。つやありは、固まっていなかった。良かった。
どうでも良いが、模型用塗料はあまり「グロスホワイト」とは表現しない気がする。何も言わなかったら、グロス(艶あり)なのである。
水しぶきを塗る。塗りすぎると透明な水の質感が失われるので、適度に。
後ろの山肌?の部分もしぶきを描く。
そして、この部分。なぜここを盛り上げたのか記憶に無い。
だから、盛り上がっているから水があまり通らず、川の水は、この部分を手前のジオラマの外を通って、また戻っている事にしようと思った。だとしたら、上が濡れているのもおかしい。
茶色ジェッソを出して、
上を塗る。水が迂回しているだけでなく、ここだけ浅くて平滑なので、しぶきが無いという設定に見えなくも無い。ただ、こう言っちゃなんだか、別にこの部分は無くても良い気がする。
....が、今思い出した。ここは川では無く、少し地面が川に出っ張った感じで、釣り人でも置こうと思っていたような気がしてきた。今からでも直せるが、やめておこう。
左の方はこんな感じ。
ちょっと水しぶき塗装がしつこくなった気がしたので、リキテックスをもう一回塗った。
完成かな?
前回のミニミニジオラマに比べて、線路以外の人工物が一切無い。配置でき無かった。やっぱ釣り人置く?
というわけで、この中途半端なところから完成させたり、この記事を書いている今は1月。大変季節感を無視したジオラマが完成した。
さて、撮影会。今回はこの場に載せておこう。
最初に思いついたのはDD51。うーん。とってもオレンジ!
反対側。
ちなみに、TOMIX製。ジオラマに飾る車両はウェザリング(汚し塗装)していないと、なんだか不自然だね。
こうなったら、赤い客車を置いてしまえ。
アーノルドカプラーなので、間隔が広い。
微妙にはみ出す。当時売っていた、似たような大きさのプラケースは、アーノルドカプラーだと、20m級2両がギリギリ入らないんだった。
なんだか、昔の山陰本線、保津峡駅を思い出す。頑張って今度は駅とか作っちゃおうかな?軌道から川面までの距離を考えると、大変そうだ。
まぁDD51と50系の組み合わせなんて、他にもいくらでもあるのだが。てか、このDD51耐寒型だし。
そして、とりあえずすぐに出せるところにあったキハ38を置いてみたり。
アーノルドカプラーでは無く、マイクロエース製のカプラーに変更してあるので、車間は短くなるが、
やはり少しはみ出る。当時よく売っていたプラスチック製のケースと比較してみたら、今回使われている木製の台のケースは微妙に短かった。
ところで、何でここは、キハ110じゃないのか?と言うと、好きなんだけど、個人的には所有していない。今更だが次の機会までには入手しよう。
ちゃんと収まる大きさのものを置いてみた。
今度はオハニ。
実はココは八高線で、それから長い年月が経ち電化されました....的な?
以上なのだが、実は、前回のミニミニジオラマを作っているときに、ついでに今回のジオラマ用に秋っぽい木も作ってあったのだが、どうやっても配置するところが無い。別な機会に使おう。
そうそう。嵯峨野観光鉄道といえば、持ってた。機関車だけ。
10年以上前のJAMのイベント限定品なのだが、未だにナンバープレート貼っていないことに気がつく。
以上です。それではまた。
0 件のコメント:
コメントを投稿